巨大地震でも人命を失わないために 『地震から建物と命を守る』
阪神・淡路大震災から10年たった。昨年は宮城県北部連続地震、新潟中越地震という大きな地震が起き、住宅の耐震性能に対するエンドユーザーの関心は高まっている。ただし、昨年の二つの大地震でも明らかになったように、比較的新しい住宅は大きな地震でも壊れない。一部損傷は避けられないにしても、倒壊や前回などはほとんどない。比較的新しい住宅で倒壊や全壊・半壊は構造上の問題ではなく、地盤との関係が問題だと言える。それゆえ、今後建てられる住宅では地盤との関係が重要であり、古い住宅(特に1981年半の新耐震基準以前の住宅)では耐震診断・耐震改修などが重要な問題だ。 【日本住宅新聞平成17年1月15日より抜粋】
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